「1Q84」ポスターを描いてみた

村上春樹「1Q84」BOOK3を読みました。 感想はうまく書けそうにないので、かわりにポスターを描いてみる。 デザイナーのあいだでちょっと流行している、ミニマリズム風の「1Q84」。

河合隼雄は生きている

河合隼雄さんの夢を見た このところ河合さんの著作をよく読んでいます。 というのも先日、不思議な夢を見たから。 本を読んだから夢を見たのではなく、その逆。 見たのは、こんな夢。 大きなお葬式の会場。誰の葬式かはわからない。 私は片隅のほうに座っていて、故人には面識がないか、あるいは会場の設営にあたる作業員のようなものらしい。 と、いつの間にか、となりに人が座っていて、見ると河合隼雄さんだ。 「ほんとはまだ生きてるんですけどなあ」 とささやくように、というより独り言のように、河合さんがつぶやく。 「

「涼宮ハルヒの憂鬱」ブックカバー(中高年向き)を作ってみた

このところ週に一回、バスに一時間ほど乗るので、乗車中に本でも読もうと思い、それじゃあ先日四周年を迎えた「奇妙な世界の片隅で」で、熱烈にご紹介のあった「涼宮ハルヒ」シリーズを遅ればせながら読んでみようと、本を広げていたところ、ふと気づくと周囲から怪訝なまなざしの一斉集中砲火が。 長門有希のように読書にひたすら没頭するふうを装いつつも、内心、これはいったい何をやらかしたものか、裾出し腰パンにしたわけじゃなし…と考えをめぐらせるに、どうやら表紙がイケナイらしい。 萌えへの偏見は地方ではまだまだ根深いの

サリンジャーの手紙

サリンジャーが亡くなった。 91歳…にもかかわらず、夭折という語が浮かぶ。 実際、91歳のサリンジャーを想像するのは、難しい。 社会と個人の関係(あるいは無関係)について、従来の近代文学とはちがう、新しいあり方と、それを表現する文体の発見。 サリンジャーがもたらしたものは重要で、ビートニクよりかずっと影響が根深い。 村上春樹が現在、世界的に人気があるのは、この新しいスタイルが主流となったことと深く関わてっています。 リンクをたどるうち、サリンジャーの手紙を見つけました。 ちょっと面白かったので、

津原泰水「土の枕」

現役の日本語作家の中で、今いちばん秀でた存在は、津原泰水である。 個人的な感慨ではなくて、客観的事実だと思って、こう書いてみる。 そのことを証し立てる手段はある。 短篇「土の枕」がそれだ。 昨年(2008年)、小説すばるに掲載されたもので、 本になるのを待っていたら、意外な、 しかし、じつに「やすみん」らしいところに出現していた。